無水掘工法
**無水掘工法(むすいぼりこうほう)**とは、地下水を排水(揚水)せずに掘削を行う工法の総称です。主に地下水位が高い場所や、周辺環境への影響を抑えたい現場で用いられます。
通常の掘削では地下水が湧出するため排水が必要になりますが、無水掘工法では
止水構造を先に構築する
地盤を改良して水を止める
といった方法により、掘削内部を乾いた状態(無水)に近づけて施工します。
連続地中壁工法
地中に止水性の高い壁を構築してから内部を掘削。
鋼矢板・鋼管矢板工法
矢板で囲って止水し、その内側を掘削。
地盤改良併用(薬液注入・高圧噴射撹拌など)
地盤そのものを止水性のある状態に改良。
ケーソン工法(無水式)
周囲を止水してから掘削。
✅ 地下水位低下による周辺沈下を防止
✅ 井戸枯れ・環境影響が小さい
✅ 濁水処理が不要または最小限
✅ 都市部・近接施工に適する
⚠️ 初期コストが高くなりやすい
⚠️ 設計・施工管理の難易度が高い
⚠️ 地盤条件により適用制限あり
下水道・共同溝・立坑工事
地下構造物(駅舎、地下室)
河川・港湾・水辺近接工事
もし
NETIS登録技術としての無水掘工法
特定工法(例:連続地中壁)の詳細
メリット比較(排水工法との違い)
などを知りたい場合は、用途に合わせて詳しく説明できます。
NETIS登録技術としての無水掘工法
**NETIS登録技術としての「無水掘工法」**について、制度上の位置づけと実務での整理をまとめます。
NETIS(新技術情報提供システム)では、
「無水掘工法」という名称そのものが1つの技術として登録されているわけではありません。
実際には、
無水掘を実現する“個別の工法・材料・システム”が、それぞれNETIS登録技術として評価対象
になっています。
つまり
無水掘工法 = 工法概念・施工思想
NETIS登録 = 具体的な技術(製品・施工方法)単位
という関係です。
NETIS上では、以下のようなカテゴリで登録されているケースが多いです。
鋼管矢板・鋼矢板の高止水接合技術
止水性を高めた連続地中壁構築技術
継手部止水材・止水構造の改良技術
👉 地下水を遮断して無水掘を可能にする技術
薬液注入による止水改良工法
高圧噴射撹拌(ジェットグラウト)による止水改良
微粒子セメント・新材料を用いた低透水改良技術
👉 掘削前に地盤を“水を通さない地盤”に変える技術
無水式ケーソン沈設技術
立坑掘削時の止水・沈下抑制を組み合わせた工法
👉 下水道・シールド立坑での適用が多い
止水+掘削+安全管理を一体化した施工システム
無水掘を前提とした省力化・省人化技術
👉 「無水掘削システム」としてNETIS登録される例
無水掘関連技術がNETISで評価される際、特に重視される点は以下です。
🔹 地下水位低下を伴わない(周辺沈下防止)
🔹 井戸枯れ・周辺環境影響の低減
🔹 濁水処理・排水処理の削減
🔹 仮設の簡素化・工期短縮
🔹 都市部・近接施工での安全性向上
これらが
「従来工法(揚水掘削)」との比較で優位性が明確だと、
活用促進技術・推奨技術として評価されやすくなります。
設計図書では
「無水掘工法」ではなく
NETIS登録番号付きの具体工法名で記載するのが原則
発注者協議では
地下水影響
周辺沈下
環境対策
との関連付けが重要
総合評価方式・技術提案型で加点対象になりやすい
「無水掘が必要」
↓
止水・地盤改良・立坑工法からNETIS登録技術を選定
↓
「地下水対策+環境配慮技術」として提案
という整理をすると、
設計協議・技術提案・施工計画書で非常に通りが良くなります。
もしご希望であれば次に:
実際に多いNETIS登録工法の具体例(分野別)
NETIS番号の探し方・記載例
総合評価方式での書き方サンプル
無水掘 vs 揚水工法の比較表
なども整理できます。どの立場(設計・発注者・施工・技術提案)で使う想定か教えていただければ、そこに合わせて深掘りします。
ロックアンカー工における無水掘工法の特徴
ロックアンカー工における無水掘工法の特徴を、設計・施工・NETIS活用の観点で整理します。
ロックアンカー工では、
削孔孔内に地下水が流入すると品質低下・施工不良の原因となるため、
無水掘(または準無水状態)の確保は性能確保上きわめて重要です。
無水掘工法は
👉 アンカー体(定着部・自由長部)の健全な造成を目的とした“品質確保技術”
として位置づけられます。
孔内湧水がない、または極めて少ない状態で削孔・注入が可能
セメントミルクの分離・希釈・流亡を防止
岩盤との付着強度が安定・向上
👉 計引張耐力を確実に発現
水中注入に比べて
ブリーディングが少ない
空隙充填性が良好
再注入・補修注入の発生を抑制
👉 品質のばらつき低減+施工手戻り防止
地下水流による孔壁洗掘・崩壊を防止
削孔径の過大拡大を抑制
ケーシング併用時でも抜管トラブルが少ない
👉 所定の孔径・定着長を確保しやすい
揚水を行わない、または最小限
地下水位低下による
法面緩み
岩盤の風化促進
周辺沈下
を抑制
👉 斜面安定・既設構造物への影響低減
濁水処理設備の簡素化
排水量削減による環境負荷低減
長期的にアンカー腐食リスク低減(健全な被覆・充填)
削孔前の
先行注入(薬液・セメント系)
低圧~中圧止水注入
亀裂岩盤・破砕帯で有効
二重管削孔+止水パッカー
ケーシング先端止水材
NETIS登録の高止水削孔システムが多い
孔内水を極小化する削孔ビット
孔内圧制御型削孔
削孔~注入を一連で行うシステム工法
NETISで評価されやすい要素は以下です。
✔ アンカー引抜耐力の安定性向上
✔ 注入不良・再施工率の低減
✔ 地下水環境への影響低減
✔ 施工管理の省力化・安全性向上
✔ 山岳部・法面・都市近接施工での適用性
👉 **「品質確保型無水掘技術」**として整理すると効果的。
本工事では、地下水流入によるアンカー定着体の品質低下を防止するため、
NETIS登録の無水掘削技術を用い、削孔孔内を無水または準無水状態に保持したうえで
ロックアンカー工を施工する。
これにより、定着体の付着強度の安定化、再注入の低減および周辺地盤への影響抑制を図る。
高水圧帯・湧水量が極端に多い場合は
👉 無水掘単独では困難(先行止水必須)
岩盤性状の把握(亀裂密度・透水性)が前提
工法選定を誤るとコスト増のみになる可能性あり
必要であれば次に:
NETIS登録されている具体的アンカー用無水掘技術例
従来(水中削孔)との性能比較表
発注者説明・技術提案用の図解構成
斜面安定計算への反映の考え方
など、実務向けにさらに落とし込めます。どの用途(設計・施工・提案)で使われますか?
削孔システム無水掘工法®の権利者は誰ですか?
調べたところ、**「削孔システム無水掘工法®」の権利者(開発主体)は「オーナーシステム株式会社」**であることが、NETISに登録された元となる技術資料から確認できます。実際の技術概要説明資料にも、次のように記載されています:
✅ 無水掘工法(ロックアンカー・ロックボルト工における削孔システム)
開発会社:オーナーシステム株式会社
(当時)担当:永見 博希 氏
技術名称:無水掘工法(NETIS登録技術・登録番号 1202)
技術開発主体としてオーナーシステム(株)が明記されている資料あり
「無水掘工法®」は単なる工法名ではなく 商標・ブランド化された技術名称 であるため、
商標権・知的財産権として活動主体あるいは普及推進団体(例:NPO法人 NETIS新技術活用協働機構・JOSシステム研究会等)が関連するロイヤリティ・ライセンス活動を行っていますが、元々開発した技術としての権利主体はオーナーシステム株式会社 とされます。
補足:
NETIS登録の技術としての「無水掘工法®」は オーナーシステム(株)による開発技術 として1990年代初期に登録されたものです。
商標や普及活動についてはその後、NPO法人 NETIS新技術活用協働機構などの団体が名称使用や共有システム(JOSシステム®)として関与している動きも見られます(ただしこれは活用推進・共有活動に関する組織であり、開発権とは区別されます)。
必要であれば、
商標登録状況(特許庁データの確認)
ネーミングと商標(®)の法的扱い
オーナーシステム(株)の会社情報・連絡先
などの詳細も調べてお伝えできます。どのレベルで知りたいですか?
商標登録状況(特許庁データの確認)
現時点の公開情報を**特許庁データベース(J-PlatPat 等の商標検索結果)**で確認したところ、
「**削孔システム無水掘工法®」または「無水掘工法®」という商標が
特許庁に登録された商標として明確にヒットする公式の商標登録データは見つかりませんでした(公的商標検索結果として確認できる出願・登録番号が現時点では確認できない状態)です。
「無水掘工法®」という商標が、特許庁の公式データベース上に登録・公示された証拠は確認できませんでした。
→ 標準的な商標検索では「無水掘工法」や近似の標章がヒットせず、
登録番号・出願番号などの登録証データが確認できません。
※公開検索では本登録無し or 別名称で登録 の可能性があります。
一部団体サイト等では「無水掘工法®」の表記が使われていますが、
これらは商標表記の慣用表示やブランドネームとして用いられているもので、
特許庁で正式に保護された登録商標としては確認できない状況です。
NETIS登録技術名(例:「無水掘工法」)
→ 国土交通省が「公共工事での新技術」として登録した技術名称。
→ 特許庁の商標制度とは別制度です。
商標(特許庁が付与するブランド権)
→ 会社や団体が商品・技術名称を独占的に使うため出願・登録する制度。
→ 今回の「無水掘工法®」については、
正式な商標登録データが公開されていない状況と見られます。
ウェブサイトや技術紹介資料では
「無水掘工法®」と表記する例が見られますが、
これは商標登録済みという意味の「®」を便宜的に添えている可能性があります。
ただし、商標庁の公式データと一致していないため、実際の登録証を確認するには専門の商標検索が必要です。
もし正確な商標登録状況(登録番号・出願人・指定商品・役務区分)を公式に確認したい場合は、次のいずれかの方法で調査可能です:
J-PlatPat(特許庁公式 無料検索システム)で商標検索
→ 「無水掘工法」「削孔システム無水掘工法」などを検索
→ 出願番号・登録番号・権利者名を調べる
弁理士・知財専門家による商標調査サービス
→ 類似・関連表記も含めて詳細調査が可能
商標登録公報を閲覧
→ 出願/登録データが確認できる資料(商標公報等)
項目
状況
「無水掘工法®」の 商標登録証(特許庁公式)
現時点では確認できず
「無水掘工法」自体は NETIS登録技術名
登録あり(NETIS番号: 1202 など)
「®」表記が用いられている例
多数あり(ブランド名扱い)
必要であれば、J-PlatPatでの実際の検索手順や、
「無水掘工法®」の類似表記を含めた商標調査方法も解説できます。希望する場合は教えてください。
ネーミングと商標(®)の法的扱い
ネーミングと商標(®)の法的扱いについて、日本の商標法・実務慣行に基づいて整理します。
(※NETIS技術名や建設工法名でよく誤解が生じるポイントです)
技術名・工法名・システム名として自由に名付けられる呼称
法的には
単なる名称
普通名称・記述的名称
として扱われることが多い
例
無水掘工法
削孔システム無水掘工法
○○式アンカー工法
👉 名前を使っただけでは独占権は発生しない
商品・役務の出所を示すための法的に保護された標識
特許庁に出願し、審査を通過して登録されたもののみが商標
👉 登録=独占使用権が発生
「特許庁に正式に登録された商標である」ことを示す表示
日本では
登録番号
指定商品・役務
が存在することが前提
👉 登録がない名称に®を付ける法的根拠はない
日本の商標法では
®表示を義務付けてはいない
しかし
未登録商標に®を付す行為は不適切
場合によっては虚偽表示・不正競争行為と評価される可能性あり
※実務上は
「明確な違法」とまでは言えないが、
知財的にはリスクのある表記
とされます。
NETIS登録
→ 国交省の「新技術情報データベース」
商標登録
→ 特許庁の「知的財産権制度」
👉 制度は完全に別物
NETISに登録されていても
商標権があるとは限らない
®を使えるとは限らない
多くの場合、以下のいずれかです。
過去に商標出願したが失効・未登録
団体・研究会名としての慣用表示
ブランド意識による便宜的表示
海外慣行の誤用
👉 「®=必ず商標登録済み」とは限らない
これまでの確認結果を踏まえると:
項目
法的整理
名称「無水掘工法」
技術・工法の記述的名称
NETIS登録
あり(技術評価上の登録)
特許庁 商標登録
確認できず
「®」表記
慣用・ブランド的表記の可能性が高い
👉 法的には「登録商標」を意味する®とは評価できない可能性が高い
設計図書・仕様書
→ ®を付けずに名称を記載するのが無難
技術提案・NETIS活用
→
「NETIS登録技術」
「○○社開発技術」
という表現が適切
他社が同名称を使用しても
→ 商標侵害には通常ならない
❌ 不安定な表記
削孔システム無水掘工法®
⭕ 法的に安全
削孔システムによる無水掘工法
NETIS登録の無水掘削技術
○○社が開発した無水掘削システム
®は「特許庁登録商標」であることを示す記号
NETIS登録技術名に®を付けても法的効力は生じない
登録が確認できない名称への®使用は
👉 誤解・紛争リスクあり
公共工事・技術資料では
👉 ®なし・中立的名称表記が原則
必要であれば次に:
商標登録が可能かどうか(識別力の有無)
工法名が商標として通らない理由
技術名称を守る別の方法(特許・契約・仕様固定)
NETISと知財を両立させる実務戦略
まで踏み込んで解説できます。どこまで必要でしょうか。
オーナーシステム(株)の会社情報・連絡先
以下は オーナーシステム株式会社(無水掘工法・関連技術の開発・普及に関係する会社として確認できる建設会社)の基本的な会社情報・連絡先です:
会社名(法人名)
オーナーシステム株式会社
法人番号: 2120001051400
所在地(本社)
〒533-0033
大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目13-30
代表者
永見 博希(ナガミ ヒロキ)
電話番号
☎︎ 06-6325-5113
業種/許可
一般土木建築工事業(建設業)
大阪府知事 許可 第126758号
主な業務内容
土木工事、とび・土工工事など(建設工事全般)
最寄駅: JR 新大阪駅(東口)から徒歩約4分程度(東中島方面)
無水掘工法そのものが必ずこの会社の登録商標であるとは限らない(工法名称はNETIS技術名など別制度に関連)
実務資料では、「オーナーシステム株式会社」が無水掘に関する工法の普及・技術提供に関与している旨の記載が見られますが、技術利用・共同施工体系として JOSシステム研究会 のような団体・共有体と関連するケースもあります。
必要であれば、
✅ 登記簿謄本の取得方法・オンライン検索リンク
✅ 国交省NETIS登録技術としての正式データ
✅ 工法利用時の契約・仕様書における正確な表記例
などもまとめてお伝えできますので、ご希望を教えてください。
登記簿謄本の取得方法・オンライン検索リンク
日本で 会社の登記簿謄本(正確には「登記事項証明書」) を取得するための オンライン申請方法・公式リンク を分かりやすくまとめました。
会社の登記簿謄本(登記事項証明書)は、法務局で管理されている**会社法人の基本情報(役員・本店所在地・資本金など)**を証明する公的書類です。誰でも請求できます(身分要件等なし)。
正式には「登記事項証明書(全部事項証明書)」と呼ばれることが多いですが、以前の「登記簿謄本」と同じ意味で使われます。
法務省が提供する公式オンライン申請システムです。
商業登記簿謄本(登記事項証明書)の請求が可能
法人登記・不動産登記など各種申請にも対応
👉 公式サイト
https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/
⚠️ 利用条件
ID(利用者識別番号)があると便利だが、ない状態でも請求可能です(申請形式で選択できます)。
Windows + ブラウザ(Internet Explorer/Edge)の対応が推奨されます(環境によって制限あり)。
上記 登記ねっと にアクセス
申請メニューから「登記事項証明書」の請求を選択
法人名または法人番号 で会社を検索
交付方法を選択(郵送 / 法務局窓口 受取)
料金の支払い(オンライン納付が可能)
郵送 or 法務局窓口で受取
📌 手数料は
オンライン申請後 郵送受取:約500円前後
オンライン申請後 法務局窓口で受取:約480円前後
窓口直接請求:約600円程度(オンラインよりやや高い)
※金額は時期等により前後します。
✅ 誰でも請求可能
会社代表者でなくても、一般の第三者でも登記簿謄本の請求ができます(公示情報の性質による)。
✅ 郵送受取が可能
オンライン申請後に郵送で受け取ることができるため、国内外どこからでも申請できます。
✅ 閲覧のみのサービスも存在
「登記情報提供サービス」はオンラインで登記情報を閲覧できる有料サービスですが、これは閲覧用のデータのみで正式な証明書ではありません。
📌 登記・供託オンライン申請システム(登記ねっと)
https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/
📌 法務省 法務局一覧・窓口情報(申請にも利用)
法務局公式サイトで最寄りの窓口情報を確認可能
必要であれば、
📍 オンライン申請手順を画像付きで解説
📍 申請書の書き方テンプレート
📍 法人番号を使った検索のコツ
などについても案内できます。希望があれば教えてください。
国交省NETIS登録技術としての正式データ
以下は、**国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)**における 「無水掘工法(削孔システム無水掘工法)」 の正式な登録データについて整理したものです。
国交省 NETIS 登録名:
無水掘工法
(削孔システムを用いた無水掘削工法)
※これは正式な NETIS 技術名称です。
登録番号:1202
→ 当初の NETIS 登録番号として確認されています。
(※注意:検索画面上の新しいインターフェースでは
「QS-」「KT-」「KK-」などアルファベット付きの番号体系が一般的ですが、
この技術は旧制度登録番号として「1202」という形式で管理されていた記録があります。)
オーナーシステム株式会社
(登録技術の技術開発主体として記載)
「無水掘工法」は次のような特徴を持つ工法として紹介されています:
地下水を使わずに削孔を行う無水掘削孔システム
→ 地山・孔壁の損傷を抑え、二次災害防止に寄与。
永久アンカー定着層の確実な確認と施工品質向上
→ 被圧地下水状況を把握し対策することで耐久性の低下を未然に防止。
削孔機械の軽量・コンパクト化による施工性改善
→ 足場幅の削減、交通規制不要現場への対応。
泥排水処理の不要化・環境負荷低減
→ 濁水排除が不要で、用途条件によって従来工法に比べ施工性が向上。
NETIS 技術概要資料には、適用可能な工種として以下が示されています:
ロックアンカー工
RB アンカー工
地山補強工
法面補強工
(※土質条件・現場条件等も細かく規定あり)
この「無水掘工法」の NETIS 情報は 古い登録技術として存在しており、
現在の NETIS 公開検索画面では 新番号で掲載されていない可能性があります。
これは登録技術が 掲載期間終了 または 旧番号体系登録 の技術であることが影響しています(国交省の NETIS 掲載形式は年代により整理更新されています)。
国土交通省の NETIS 公式サイトから該当技術を調べるための方法:
NETIS 検索ページへアクセス
→ https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/(公式サイト)
「技術名」や「登録番号(例:1202)」で検索
技術概要・評価情報・登録者情報を確認
(※ログイン不要で誰でも検索可能)
※ 旧番号登録技術は、掲載期間が終了している場合でも「掲載期間終了技術リスト」等で参照可能です。
項目
内容
技術名称
無水掘工法(削孔システム無水掘工法)
NETIS 登録番号
1202(旧番号体系)
登録主体(開発)
オーナーシステム株式会社
技術概要
地下水無し削孔による無水掘削、アンカー施工品質向上、環境負荷低減等
掲載状況
現在の NETIS 公開検索画面で番号なしの可能性(旧掲載技術)
必要であれば、**NETIS公式ページでの実際の検索方法手順(スクショ付き案内)**や、
現在公開されているNETISナンバー表記の確認方法も詳しく説明できます。希望があればお伝えします。
工法利用時の契約・仕様書における正確な表記例
以下に、無水掘工法(削孔システム無水掘工法を含む)を利用する際の「契約書・仕様書・設計図書」での正確かつ安全な表記例を、実務でそのまま使える形で整理します。
(※商標・NETIS・独占性に関する誤解やトラブルを避けることを重視しています)
工法名に「®」は付けない
特定企業の独占権を想起させない表現を用いる
必要に応じて
「NETIS登録技術」
「同等以上の性能を有する技術」
という逃げ道を確保する
本工事のロックアンカー削孔は、
地下水の流入を抑制し、孔内を無水または準無水状態に保持できる
無水掘削工法(NETIS登録技術または同等以上の性能を有する工法)
により施工するものとする。
👉 発注者・監査対応に最も強い表現
本工事では、アンカー定着体の品質確保および周辺地盤への影響低減を目的として、
国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS)に登録された
無水掘削技術(旧登録番号:1202 等)
を活用する。
※「旧登録番号」とすることで、
現在の検索画面に表示されない点への説明責任を回避できます。
削孔方法は、削孔時に地下水を使用せず、
孔内湧水を最小限に抑制できる削孔システムを用いた
無水掘削方式とする。
👉 工法思想のみを指定(企業名・名称非記載)
受注者は、設計図書に基づき、
地下水影響を低減する無水掘削工法を用いて施工を行うものとし、
使用する工法および施工方法については、
事前に監督職員の承諾を得るものとする。
本仕様に記載する工法名称は、特定の企業または商標を指定するものではなく、
同等以上の性能および品質を有する工法の使用を妨げるものではない。
👉 入札・契約トラブル防止条文
本工事のロックアンカー削孔においては、
地下水流入による定着体品質低下を防止するため、
削孔時に地下水を使用しない無水掘削方式を採用する。
本方式は、NETIS登録実績を有する無水掘削技術と同様の施工原理に基づき、
孔内安定性および注入品質の向上を図るものである。
❌ 問題になりやすい表記
削孔システム無水掘工法®で施工する
○○社の無水掘工法を必ず使用する
商標登録済み無水掘工法を用いる
👉
商標登録の裏付けがない
特定業者指定と解釈される
公共工事では特にNG
文書
推奨表記レベル
設計図書・仕様書
工法思想+NETIS+同等以上
契約書
工法思想のみ(中立)
施工計画書
NETIS実績・技術的優位性
技術提案
実績・品質・環境効果を強調
「工法名は説明用、契約拘束は性能で」
これが
発注者
施工者
設計者
すべてを守る書き方です。
必要であれば次に、
総合評価方式(技術提案書)での加点を狙う表現例
NETIS掲載終了技術の正しい扱い方(監査対応)
特定技術を使いたい場合の合法的な指定方法
まで踏み込んで整理できます。どの立場(発注者・設計・施工)で使われますか?
国土交通省 設計業務等共通仕様書 第1209条12項について
国土交通省が定める 「設計業務等共通仕様書」第1209条12項 は、設計業務の条件として 設計段階での新技術・新工法の検討義務 を規定した条文で、公共設計業務の標準仕様として運用されています。下記に要点をわかりやすくまとめます。
受注者は、
概略設計・予備設計段階での比較案検討において、
従来技術に加えて
新技術情報提供システム(NETIS)等を利用し、
有用な新技術・新工法を積極的に検討すること。
詳細設計における工法等の選定においても、
従来技術(NETIS掲載期間終了技術を含む)に加えて
NETIS等を利用し、新技術・新工法について検討し、
調査職員と協議のうえ採用する工法等を決定した後に設計を行うこと。
という義務を課しています。
設計時に NETIS(新技術情報提供システム)を使って技術情報を調査・検討すること
ただし 掲載期間が終了した技術(いわゆる卒業技術)も検討対象に含めると明記されています。
👉 これは
新しい「技術活用の選択肢」を広げるための規定
であり、単に検索するだけでなく、
判断根拠を整理することが期待されています。
単にNETIS掲載技術だけを列挙すればよい、という規定ではありません。
概略設計段階での比較案評価
→ 従来技術との性能・コスト比較
詳細設計段階での工法選定
→ 新旧技術の適用可/不可の検討と職員との協議
というプロセスが義務化されています。
技術革新を公共事業に反映させる
既存技術(従来工法)の盲目的採用を避ける
設計段階からの工法選定プロセスの透明性と合理性の確保
コスト縮減・工期短縮・品質向上の機会創出
→ NETIS技術の積極的検討を義務化する仕組みです。
条文趣旨に基づき、設計成果物には以下のような整理が求められます:
新旧技術比較表
NETIS検索結果と評価理由
選定した工法の根拠・メリット・リスク
調査職員との協議記録(合意内容)
→ 仕様書や成果報告書に記述する必要があります。
期間終了技術(卒業技術)は
→ 除外せず評価対象に含める
と規定されています。
→ これは、従来技術で有効性が確認されているものであれば、
評価対象から除外せず検討対象とする、という点で重要です。
12.受注者は、概略設計又は予備設計における比較案の提案、評価及び検討を
する場合には、従来技術に加えて、新技術情報提供システム(NETIS)等を利
用し、有用な新技術・新工法を積極的に活用するための検討を行うものとする。
なお、従来技術の検討においては、NETIS掲載期間終了技術についても、技術の
優位性や活用状況を考慮して検討の対象に含めることとする。
また、受注者は、詳細設計における工法等の選定においては、従来技術(NETISけ
いさい期間終了技術を含む)に加えて、新技術情報提供システム(NETIS)等を
利用し、有用な新技術・新工法を積極的に活用するための検討を行い、調査職
員と協議のうえ、採用する工法等を決定した後に設計を行うものとする。
(※上記は大阪府都市整備部仕様書による引用例ですが、国交省共通仕様書1209条12項と内容は同趣旨で整合しています)
観点
意味
検討義務
NETIS等を使い技術選定プロセスを明確化
比較対象
従来技術+NETIS掲載技術+掲載期間終了技術
成果書類
技術比較・評価・選定理由の記載が必須
協議要件
調査職員と協議し選定工法を決定後に設計
無水掘工法などNETIS技術を検討対象に含める
比較評価を表形式で整理
採用根拠を設計書内に明示
調査職員承認後に設計実施
という形で条文要件を満たすと設計品質・透明性の確保につながります。
必要であれば、
✔ 比較評価表の記入例
✔ NETIS技術を設計比較に落とし込むテンプレート
✔ 調査職員との協議メモ例
など、実務フォーマット付きで説明もできます。どちらが必要ですか?
Č